平成13年度一般会計当初予算

公開日 2007年11月08日

■平成13年度 一般会計当初予算  35億2,770万円

勝浦町町議会3月定例会で、平成13年度の当初予算が可決成立しました。一般会計予算の総額は、前年度当初予算に比べて6.7%減(2億5千4百40万円)の35億2,770万円となりました。

地方財政は、経済の長引く低迷により地方税収等が落ち込み、景気対策による公共事業の実施や、減税の実施などにより借入金残高が急増し、その運営は極めて厳しい状況にあります。

本町においても、町税などの自主財源は全体の19.2%と少ないうえに、本年度は財政調整基金からの繰り入れを行うなど(家庭で言うと貯金を取り崩すこと)非常に厳しい状況となっています。

さらに、町の借金である地方債の残高は、平成12年度末で約60億円という金額になる予定です。

平成13年度予算は、国や県の予算編成、地方財政対策を見極めながら、施策の厳しい選択を行いました。そして、歳入の確保と経費の節減合理化を図り、財政健全化に向けて限られた財源をやりくりしたものとなっています。

■歳入

財源構成は、自主財源19.2%、依存財源80.8%となっています。平成13年度は緊縮型予算となっているにもかかわらず、財政調整基金の取り崩しを行うなど財政状況の厳しさが反映されています。

■歳出(目的別.性質別)

平成13年度の歳出をその目的別と性質別に分類してみると、目的別では総務費及び公債費の占める率が大きくなっています。また、性質別では義務的経費(人件費、扶助費、公債費)の占める割合が大きくなり、財政の硬直化が進んでいます。

■主な普通建設事業(2,000万円以上の事業)

道路改良事業 273,052千円
町単道路改良事業 88,052千円
農業生産総合対策事業 51,053千円
林道開発事業 48,529千円
農業振興事業 30,408千円
辺地対策事業 25,004千円
林業振興事業 24,617千円

■平成13年度会計別予算

一般会計 35億2770万円
国民健康保険特別会計 7億8262万円
簡易水道事業特別会計 2545万円
住宅新築資金等貸付特別会計 1466万円
老人保険特別会計 10億4447万円
農業集落排水事業特別会計 2884万円
介護保険特別会計 5億5600万円
勝浦病院事業特別会計(収益的収入及び支出) 8億4300万円

■財政用語ミニ辞典

・地方交付税

一定水準の行政サービスを提供できるように、国から配分される。

・繰入金

家庭での貯金にあたる「基金を取り崩して必要な事業に使われる。ふるさと創生基金や財政調整基金など、町では何種類もの貯金「基金」を保有している。

・市町村税

町民の皆さんから納めていただく税金で町民税、固定資産税、軽自動車税、たばこ税などがある。歳入の中心となるべき貴重な財源。

・地方債

簡単にいえば借金。体育館や道路など、長年にわたって使用する施設を建設するときなどに発行する。

・県支出金

特定の事業に対して、その財源の一部として県から支出される

・国庫支出金

特定の事業に対して、その財源の一部として県から支出される。

・地方贈与税

本町の場合自動車重量贈与税、と地方道路贈与税がある。

・公債費

借り入れたお金(地方債)を返済していくための費用。

・民生費

高齢者・障害者・児童の福祉や医療などに使われる。

・総務費

人事・財産・財務などの管理や、企画・税務事務など管理的な事業に使われる。

・衛生費

ごみやし尿処理、環境対策、保健事業などに使われる。

・教育費

小・中学校や図書館、文化活動、スポーツ振興など社会教育のためにも使われる。

・農林水産業費

農林業振興のために使われる。

・土木費

道路、河川の整備などに使われる。

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