勝浦中学校改築計画審議会第2次(最終)報告

公開日 2010年06月29日

勝浦中学校改築計画審議会から、勝浦中学校改築に係る第2次(最終)報告がなされましたので概要を公表します。(報告全文は最下段のPDFファイルをご覧ください。)

町では、この第2次(最終)報告を元に勝浦中学校改築計画を決定し、改築を進めていくこととなりますので、皆さんのご協力等よろしくお願いします。

ご意見等がございましたら、メール(kyouiku@town.katsuura.lg.jp)・FAX(42-4900)等でお送りください。


 

平成22年6月28日

勝浦町長 中田 丑五郎 殿

勝浦中学校改築計画審議会
委員長 稲井 稔

 

勝浦中学校改築計画審議会第2次(最終)報告について

 日頃の町行政運営にご尽力いただいていることに対し、敬意を表しますとともに御礼申し上げます。

 昨年度報告された勝浦町公立学校改築・改修検討委員会報告(以下「検討委員会報告」という。)及び勝浦中学校改築計画審議会の審議を踏まえ、校舎の配置等について別添のとおり第2次(最終)報告書を取りまとめたので報告します。

 検討委員会報告及び審議会第1次(中間)報告とともに、今回の報告の趣旨を十分にご理解いただき、よりよい勝浦中学校改築に向けご尽力いただきますようお願い申し上げます。

勝浦中学校改築計画審議会第2次(最終)報告書概要

はじめに

 勝浦中学校の改築については、平成20年度に設置された勝浦町公立学校改築・改修検討委員会において、検討がなされた。その検討委員会の報告書では、現在地において改築することが望ましく、その改築にあたって必要と考えられる施設整備などの項目が示された。また、実際の改築に当たってはプロジェクトチームなどを立ち上げて改築内容などを検討するよう報告がなされている。

 勝浦中学校改築計画審議会は、この報告書に基づき勝浦中学校の改築計画にかかる審議を行うことを目的に平成21年9月に設置され、昨年度から7回の会議を開催し改築についての審議を行った。本審議会では、検討委員会の報告を十分に尊重しながら、いかに実際の改築に反映すべきかを審議し、平成21年11月には基本構想について案を示し中間報告(第1次報告)を行った。構想決定後は、計画設計に最もふさわしいと思われる設計者の選定を行う選定委員会にも参加しヒアリングなども行ってきた。

 今回は、中間報告以降に審議を行った校舎や教室の配置についての審議結果を、第2次報告(最終報告)としてまとめたので報告する。

 国では、平成18年10月教育再生会議が政府により設置され、以降多くの教育改革が推進されていった。それらの教育改革の推進の中で、教育基本法も60年ぶりに改正され“伝統と文化の尊重”が盛り込まれた。この改正を受け小中学校の学習指導要領も大きく改訂された。新学習指導要領では中学校の体育のおいて、武道やダンス等を男女全員が履修することが義務付けられるなどの改訂もあり、これらに必要となってくる学習施設、設備も中学校の改築にあたっては当然配慮をしなければならないこととなった。

 勝浦中学校の改築に当たっては、第一に生徒の安全安心の確保、また楽しく喜びを感じ誇りを持てる校舎など、より良い学習環境を整備することが最重要である。このことを十分にご理解いただいたうえで、児童生徒の減少、高度科学技術の進展、情報技術の進歩等を考慮し、勝浦町の長期的な視野に立ち、将来像を見据えた計画が作成されることを強く望むものである。

 今後の建築計画にあたっては、町民の代表である議会や、教職に関わっている現場教職員ら関係者の意見を十分に反映し、町の宝である生徒たちにとって最良で快適な学校生活ができる勝浦中学校の改築が行われることを委員一同願っている。

平成22年6月28日
勝浦中学校改築計画審議会



1.校舎配置の検討

 校舎の配置については、現敷地で考えられる4案(A案~D案)を検討した。案での主な校舎位置は、A案・D案が敷地の北側(現校舎位置付近)、B案が敷地の南側、C案が敷地の西側(体育館横)の3か所である。(各案の詳細比較は報告書全文の資料1配置比較表のとおりとなっている。)

 現敷地内での校舎改築を考える場合には、各位置における特性を理解し実際のプランを検討することが必要である。このため、まず校舎の配置について検討を行った。

 配置に係る考え方として、現運動場の形(長方形)・広さの確保を前提として、前述の3か所4案を想定し、それらの特性と運動場・仮設校舎の関係など費用も含め比較した。ここでは、主に配置を検討するため、校舎は運動場がいびつな格好とならないようできるだけ横長で、よく似た形状のものとしている。(形状を検討する場合には、階層の増加や形を複雑にすることに伴い、共用部分の廊下や階段・便所などが増えるため面積効率は悪くなることも考慮する必要がある。)

 一般的に学校校舎は東西軸(南北に窓が配置される)の校舎が採光及び熱負荷の面でよいとされているため、C案では改築の設計プラン面での工夫も必要となる。

 仮設校舎が必要のないB案C案の配置では、いかに現校舎配置から劣る部分を改善(グラウンドの閉鎖感の軽減、農地等への影の影響の軽減、建物間の動線の考慮、採光・熱負荷の考慮など)できるかのプラン案まで掘り下げ検討も行った。D案は安全面での問題が大きいため、プラン案まで掘り下げての検討は行わないこととした。

 以上を踏まえた主な評価は報告書全文に記載のとおりとなっている。


【審議会での主な審議事項】
u  校舎、教室及び廊下などの配置
u 日照や熱負荷
u 農地への影や光、排水の影響
u 改築費用
u 校門、校舎、体育館、武道場、駐輪場間の動線
u 開かれた学校、町と一体感のある学校
u エコ対策
u 仮設校舎の設置
u 駐輪場の配置
u 勝浦中学校の歴史や思い入れ
u 工事期間中の制限事項
u 300メートルのトラックや120メートル走用のコースの確保
u グラウンドの環境や野球場の確保
u 部室、倉庫、屋外トイレの配置
u テニスコートの移転及びナイター設備



2 .検討結果

 校舎の配置については、町の仮設校舎は設置しないとの大きな意向もあるため、審議会としては上位2案を報告することとした。本審議会で最善であるとしたのは第1位案(現校舎位置への建て替え)であり仮設校舎が必要である。その次の案とした第2位案(グラウンド南側への建て替え)は仮設校舎が不要となっている。

 平面配置(報告書全文に掲載)については、基本構想及び基本構想添付の保護者アンケート・教職員意見を審議した結果を踏まえ計画している。第2位案は第1位案に劣る部分を考慮し、設計プランでのできる範囲での改善を加えている。両案とも校舎の形状は似ているため、各教室の接する窓等の方角を除き、部屋の割り振り及び面積の入れ替えは可能となっている。 このため主に第1位案には考え方の説明を、第2位案にはより詳細な記載を行っている。


第1位案

 以下の理由等により本案が最善であるとした。
 ・ 現行校舎と同様の配置となるため、周辺農地等への影響の変化は少なく、現中学校のイメージの継承が感じられ卒業生等からの親しみなども得やすい。
 ・ 各建物間の動線も現状と変わらず短いため、利便性が高い。
 ・ 運動場南側が開かれており開放感があり、開かれた学校としての町との一体感も感じられる。
 ・ 工事期間中の利用可能なグラウンドも比較的広く、生徒への制限も少ないと考えられる。


第2位案

 設計プラン面の改善策として以下のとおり配慮した。
 ・ 建物の影で死角となる場所を少なくするため武道場は校舎西に配置し、体育館との間には駐輪場を配置している。
 ・ 運動場が校舎・体育館・土手で囲まれ閉鎖的になる部分を、テニスコートの移動及び校舎東側の2階を取り除くなど改善を図っている。
 ・ 建物間には屋根つきの通路を設置し移動経路に配慮している。



3.校舎改築にあたっての留意事項

 建築にあたって審議会として特に留意いただきたい事項を次に示す。
 ● 木のぬくもりが感じられる学校となるよう配慮すること。
 ● 空調設備は必要であるが、普通教室等については、設置運用について他学校の動向を十分に研究するなどして整備すること。
 ● バリアフリーやシックハウス対策などに配慮した人にやさしい設備環境とすること。
 ● 多様な利用に対応できるような移動しやすい壁などの工夫がされた設備とすること。
 ● エコ対策などを十分に行い、自然に優しい学校となるよう配慮し、勝浦町CO2削減計画の目標達成に努力すること。(資料3:エコ対策として検討すべき案を添付)
 ● 武道場は、社会体育施設として開放できるよう配慮すること。
 ● 工事期間中は、生徒たちの安全確保のための措置を講ずること。
 ● 工事期間中の運動場の利用について、生徒の不利益が最小限になるよう十分な措置を講ずること。
 ● 旧校舎から新校舎になっても歴史が継承され、卒業生の思い出が語れる学校となるよう配慮すること。
 ● 校舎やグラウンドの整備に伴い、周辺農地等へ与える影響(光、排水など)を最小限に抑えるよう十分な配慮をすること。

 

■関連ファイルのダウンロード

勝浦中学校改築計画審議会第2次(最終)報告書全文(2.78MBytes)

第1位案配置図

第1位案配置図

※クリックで拡大

 

第2位案配置図

第2位案配置図

※クリックで拡大

お問い合わせ

所属 教育委員会
TEL:0885-42-2515

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