公開日 2010年02月27日
構想決定
勝浦中学校改築計画審議会からの、勝浦中学校改築に係る基本構想(案)等の中間報告を受け、検討の結果構想案の一部を変更し勝浦中学校改築計画基本構想を決定しましたので概要を公表します。(基本構想全文は最下段のPDFファイルをご覧ください。)
今後はこの基本構想によりプロポーザル方式で設計事務所を決定し、改築を進めていくこととなりますので、皆さんのご協力等よろしくお願いします。
勝浦中学校改築計画基本構想概要 1.校舎改築の経緯 町では、建築後41年が経過し老朽化が進んでいる現校舎の南海・東南海地震対策等の対応を調査研究するため、平成20年度に勝浦町公立学校改築・改修検討委員会(以下検討委員会という。)を設置し検討を行った。 また、校舎の耐震2次診断の結果はIs値0.23となり、大規模地震等に対して倒壊または崩壊する危険性が高いと診断された。 以上から勝浦中学校は単独校舎として現在地において改築することとなった。
2.現在の状況 現校舎の規模は、校舎延べ面積3,833平方メートル、体育館延べ面積1,072平方メートル、運動場17,300平方メートル、校地面積22,800平方メートルである。教室は普通教室7、特別教室14であり、理科室ほかの特別教室が配置されている。 3.生徒数の推移 生徒数は、2000年からの10年間で103人、約50%減少し、2009年には125人となっている。今後の推計では、減少はするものの10年後の2019年に113人、10%程度の減少となり過去10年間のような大幅な減少はないものと見込まれる。 生徒数の推移(2000年~2009年) (5月1日)
生徒数の推計(2010年~2019年)
4.施設整備方針 検討委員会報告の「特色ある学校づくりとして考えられる施設」の5つの柱をもとにし、教職員意見調査及び保護者アンケート結果を踏まえ、次の3点を中学校校舎整備方針とする。 <<1教えやすく学びやすい変化に対応できる多機能な学校>> 生徒が1日の大半を過ごす場所であるため、居心地の良い環境であることや教師にとって教えやすい環境であることは重要である。その中で学習する力を身に着け、豊かな感性を育てる場として、ゆとりある落ち着いた環境を創出する。また、時代の変化に柔軟に対応できる多機能な施設整備が必要である。 <<2光や風など自然を生かした人や環境にやさしい学校>> 近年地球規模の環境問題が世界共通の課題として提起されている。学校施設においても環境負荷の低減や自然との共生に対応した施設を整備するとともに、環境問題を身近に感じられる施設整備が必要である。 <<3安全・安心な潤いのある時間をすごせる学校>> 生徒の安全安心の確保は大変重要な課題である。生徒が安心して学校生活を送れる施設としての整備のほか、災害時の避難所としても有効に利用できる施設整備が必要である。 5.基本的項目 (1)校舎配置 検討委員会報告であるように、現在地において中学校単独校舎として改築を行うこととし、詳細については次のとおりとする。 (2)施設構成等 施設の規模は、平成21年度の公立学校建物の校舎基準表の校舎必要面積を基本に設定する。普通教室は、今後10年間の生徒数推計に基づき5室(生徒数が最大となる平成26年度への対応として少人数授業用教室等を別に確保する。)、特別支援教室も今後の動向を考慮し2室の設置とし必要面積を3,174平方メートルとする。また、多目的教室(多目的ホール、少人数授業用教室など)として333平方メートル、学習指導要領改訂に伴い平成24年度から必修化される武道・ダンスに対応するため武道場として300平方メートルを見込むこととし、合計3,807平方メートル程度を予定校舎総面積とする。
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