国民文化祭だより 2

公開日 2007年02月21日

お待たせしました。今回は「人形と花のフェスティバル」〈花・ピラ〉をご紹介します。

 

さて勝浦町での催し物といえば、春を伝える「ビッグひな祭り」があります。毎回好評をいただき今年で19回目を迎えました。開催期間中は約4万人のたくさんの方にご来場いただき、春の恒例行事となりました。

さらに秋の行事として「人形と花のフェスティバル」を計画するなかで、平成19年に徳島県で第22回国民文化祭が開催されることを知り、この国民文化祭に参加することを目標に企画いたしました。

日本一のビッグなひな壇に1万本以上の花とひな人形を飾ります。町民みなさんの理解と協力をいただきながら、町内の花作りグループや小中学校等にも呼びか けて「人形文化と花の薫り」をテーマに実施します。そして国民文化祭終了後も、秋のイベントとして定着させていこうと考えています。

平成19年10月27日(土)から11月4日(日)までの開催期間中は、お手玉演舞や人形浄瑠璃公演のほか、様々な催し物を計画しています。

 

〈花・ピラ〉とは、ビッグひな祭りのひな壇に人形と花で創意工夫を凝らし飾り付けられた「花のピラミッド」のことです。

 

それでは最後に〈花・ピラ〉の仕掛け人、国清一治さんに登場してもらいます。

 

 

花・ピラ思考

国清一治

 

全国に春を呼び豪華絢爛に輝いたひな壇も、春が過ぎ去るとともにひっそりとした静けさに眠る。「人形文化交流館とひな壇、1年に数か月しか使わないのはあまりにも寂しい」との思いからアイデアを練った。

試行錯誤の結果「ひな壇に花をいっぱい飾ったら」との発想が生まれた。ヒントは広島フラワーフェスティバル「花の塔」。ゴールデンウィークに映し出された テレビを見て、矢も楯もたまらず即日広島平和公園へと車を走らせた。12角すい、高さ8メートルの塔に飾られた花が約8千本。その見事さに圧倒された。

ところで、勝浦町の花づくりは全国に誇れる実績がある。平成5年に徳島県で第48回国民体育大会「東四国国体」が開催され、本町でもビームライフル競技が 行われた。そのため昭和61年から婦人会による「花いっぱい運動」が始まり、平成2年には全国花いっぱいコンクールで最優秀賞の「内閣総理大臣賞」に輝い た。

伝統文化である阿波人形浄瑠璃「勝浦座」、全国から人形が集う「ビッグひな祭り」、さらには老若男女が参画できる「花づくりのまち勝浦」、などの「人形と花の競演」で国民文化祭の気運を盛り上げていこうと考えている。

〈花・ピラ〉

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国清一治さん

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