公開日 2024年03月19日
2023年1月から12月までの勝浦町救急救命業務の現況について
統計データを用いて、全国のデータ(総務省消防庁「令和5年版救急・救助の現況」)と比較しながらご紹介します。
出場件数
まず出場件数についてですが、勝浦町の2023年の出場件数は298件でした(表1)。
2020年からは減少傾向にありましたが再度増加しています。全国的にみても増加傾向にあります(表2)。
現場活動時間
次に、現場活動時間についてですが「接触―車収」、「車収―現発」を合わせた時間は2023年は11.9分となっており、全国よりも3分早く病院への搬送ができています(表3、4)。
傾向として2020年以降は延長していますが、これはコロナ禍により県内医療機関の病床がひっ迫し病院選定が困難だった事例があったためです。
また病着までの時間が延長しているのは、勝浦病院が新型コロナウイルスの蔓延により受け入れが困難になった時期があったため、町外の医療機関への搬送が増加しているからです。
搬送先
最後に搬送先の医療機関の割合についてですが、勝浦町内が30.5%、小松島市・阿南市が63.3%となっています(表5)。
昨年(町内46.5%、小・阿51.9%)よりも町外への搬送が増えており、これは前述の理由によるものです。
町としてはこれからも的確で迅速な救急救命業務の実施に努めて参ります。
同時に、救急車の適正な利用のため#7119(徳島救急医療電話相談)や#8000(徳島こども医療電話相談)の積極的な活用も併せてお願いします。
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