公開日 2026年08月01日
一人の患者さんが1か月に病院などの窓口に支払った治療費が、以下の自己負担限度額(世帯の所得状況に応じた額)を超えた場合に、申請により、その超えた額について高額療養費として払い戻しが受けられます。
■70歳未満の方だけが高額の医療費を支払った場合
まず、一人の患者さんが、同じ月の内に同じ病院などに高額の医療費を支払った場合の払い戻される額は、入院分と外来分に分けて、申請回数・課税状況等により自己負担限度額(別表1)の金額を超える額が払い戻されます。
次に、同じ世帯で、同じ月の内に2万1千円以上{病院別(旧総合病院は科別)、入院・外来別}の自己負担金を2回以上支払った場合には、合わせた金額で自己負担限度額(別表1)の金額を超える額が払い戻されます。なお、外来分の院外処方の調剤については、外来分に合算することができます。
ただし、差額ベッド代、食事代など保険診療外の費用は払い戻しの対象にはなりません。
◆別表1 70歳未満の方の自己負担限度額
| 所得区分 | 自己負担限度額(月額) | 多数該当※1 | 年間上限 | |
| ア |
基礎控除後の所得 901万円超 |
270,300円+(医療費-901,000円)×1% | 140,100円 | 1,680,000円 |
| イ |
基礎控除後の所得 600万円~901万円以下 |
179,100円+(医療費-597,000円)×1% | 93,000円 | 1,110,000円 |
| ウ |
基礎控除後の所得 210万円~600万円以下 |
85,800円+(医療費-286,000円)×1% | 44,400円 | 530,000円 |
| エ |
基礎控除後の所得 210万円以下 |
61,500円 | 44,400円 |
530,000円 ※2 |
| オ | 住民税非課税世帯 | 36,900円 | 24,600円 | 290,000円 |
※1 「多数該当」は、直近1年(12か月)の間に3回以上高額療養費の支給を受け4回目以降の支給に該当した場合。
※2 基準所得が86万円未満の区分に該当することが確認できた場合は、年間上限41万円を適用し、令和9年8月以降に償還払い。
■70歳~74歳(後期高齢者医療被保険者は除く)の方だけが高額の医療費を支払った場合
イ 外来分のみの場合
個人ごとに、外来の自己負担限度額(別表2)の金額を超える額が払い戻されます。
ロ 世帯に外来と入院が複数あった場合
(1) まずは、イと同じようにして、外来のみで払い戻される金額を計算します。
(2) 次に、(1)で払い戻す金額以外の外来分と入院分を合計して、入院および世帯ごとの限度額(別表2)の金額を超える金額を計算します。
以上により、この世帯の払い戻される金額の合計は (1)+(2) となります。
◆別表2 70歳以上75歳未満(後期高齢者医療被保険者は除く)の方の自己負担限度額
| 所得区分 |
負担 割合 |
外来 (個人単位)
|
入院および世帯ごとの限度額 |
多数該当 ※1 |
年間上限 | |||||
|
現 役 並 み 所 得 者 |
Ⅲ |
課税所得690万円 以上 |
3割 |
270,300円+(医療費-901,000円)×1% |
140,100円 | 1,680,000円 | ||||
| Ⅱ |
課税所得380万円 ~690万円未満 |
3割 | 179,100円+(医療費-597,000円)×1% | 93,000円 | 1,110,000円 | |||||
| Ⅰ |
課税所得145万円 ~380万円未満 |
3割 | 85,800円+(医療費-286,000円)×1% | 44,400円 | 530,000円 | |||||
|
一 般 (課税所得145万円未満) |
2割 |
22,000円 (外来年間上限216,000円) |
61,500円 | 44,400円 |
530,000円 ※2 |
|||||
|
低所 得者 |
Ⅱ | 2割 |
11,000円 (外来年間上限96,000円) |
25,700円 | 24,600円 | 290,000円 | ||||
| Ⅰ | 2割 | 8,000円 | 15,700円 | 180,000円 | ||||||
※1 「多数該当」は、直近1年(12か月)の間に3回以上高額療養費の支給を受け4回目以降の支給に該当した場合。
※2 課税所得が28万円未満の区分に該当することが確認できた場合は、年間上限41万円を適用し、令和9年8月以降に償還払い。
■70歳未満の方と70歳以上75歳未満の方が同じ世帯で、ともに高額の医療費を支払った場合
同じ月内で、70歳以上75歳未満の人の自己負担額と、同一世帯の70歳未満の人の21,000円以上の自己負担額との合算額が、自己負担限度額を超えた場合に支給されます。
計算方法
(1) 70歳以上75歳未満の人の外来の自己負担額を個人で合算して、70歳以上75歳未満の外来(個人単位)の自己負担限度額を適用
(2) 70歳以上75歳未満の人のすべての自己負担額を世帯で合算して70歳以上75歳未満の世帯単位の自己負担限度額を適用
(3) これに同一世帯の70歳未満の人の21,000円以上の自己負担額を合算して、70歳未満の自己負担限度額を適用
※申請をする場合、高額療養費支給申請手続簡素化申請書を提出してください。
PDFの閲覧にはAdobe社の無償のソフトウェア「Adobe Acrobat Reader」が必要です。下記のAdobe Acrobat Readerダウンロードページから入手してください。
Adobe Acrobat Readerダウンロード

